刑法 短答8(罪数)

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はじめに

こんばんはマークです。罪数の処理問題は毎年必ず出題されています。これはもう頻出問題なの型を覚えるのが一番手っ取り早いです。それでははじめます。


そうはいっても

おおまかなくくりだけはおぼえておきましょう。

◆一罪⇒①単純一罪

   ⇒②評価上一罪

   ⇒②-1 法条競合(法文上数個に見えるが構成要件相互の関係で1個)

   ~法条競合は、特別関係・補充関係・択一関係・吸収関係

   ⇒②-2 包括一罪(数個が独立に見えるが、すべての行為が1個の構成要件)

   ~包括一罪は同種のものと異種のものがある。不可罰的事後行為もここに入る。

◆数罪⇒①単純数罪

   ⇒②併合罪

   ⇒③科刑上一罪 ⇒③-1 観念的競合

           ⇒③-2 牽連犯

実践問題

この場合はこれになるをもう覚えましょう。ロジックを細かく覚えるのもよいが(時間があれば)、このパターンの時はこうなるで覚えてしまった方がコスパが良いと思う。

◆包括一罪

・現住建造物等放火罪をした⇒隣の家も燃えた⇒包括一罪(公共の危険を発生させた点)

・【頻出】偽造通貨行使罪 と 詐欺 ⇒詐欺は行使罪に吸収される。

・窃盗した その物が売れず捨てた ⇒ 窃盗罪のみ(不可罰的事後行為)

・複数の客にわいせつ図画販売 ⇒ 一罪(性質上反復し多数行為を含む)

・眼鏡をかけた人の顔を殴り、眼鏡壊れる、傷害発生⇒傷害のみ(器物破損は吸収される)

・うその募金活動 多数回、駅前等、不特定多数の相手 ⇒ 包括一罪

・恐喝して財物の交付を受けるとともに財産上の利益(債務免除等)を得た ⇒ 包括一罪

・逮捕と監禁 ⇒220条1項の単純一罪

◆観念的競合(一つの行為が2つの罪名にあたる)(科刑上一罪)

・1個の爆弾で2名を殺した ⇒ 2個の殺人 ⇒観念的競合

・殺意をもって相手の首を絞めながら強制性交、相手死亡⇒ 強制性交等致死罪と殺人罪⇒観念競

・車の玉突き(死亡と傷害発生)⇒ 過失運転致死罪と過失運転傷害罪 ⇒観念競

・【頻出】一つの幇助だが実行犯が2つの犯罪 ⇒ 幇助罪は2つ成立するが ⇒観念競

・往来妨害罪 と 傷害罪 ⇒ 観念競

・公務員がそれが盗品であると知りながら賄賂として収受 ⇒収賄罪と盗品等無償譲受罪⇒観念競

・3名相手に同時に恐喝。そのうち1名からまとめて財布の交付を受ける⇒3つの恐喝罪だが観念競。

・恐喝、恐喝の手段として用いられた暴行で傷害 ⇒ 恐喝罪と傷害罪 ⇒ 観念競(最も重い罪で)

・相手が窃盗してきた物と知りながら恐喝して交付させた⇒盗品等無償譲受罪と恐喝罪⇒観念競

◆牽連犯(かすがい、最も重い罪で)

・住居侵入と殺人罪(複数名でも同じ) ⇒ 牽連犯

・有印私文書偽造罪 と 偽造文書行使 と 詐欺 ⇒牽連犯

・住居侵入 と 中の2名を殴打(怪我した)し、そのうち1名から現金を強取。⇒ 住居侵入と2個の強盗致傷罪 ⇒ 牽連犯


◆併合罪(一番重いものの1.5倍の刑期)

・【頻出】監禁と恐喝

・無免許運転と業務上過失傷害罪(線と点)

・別々の人をそれぞれ蹴ったり殴った

・窃盗教唆と盗品等有償譲受罪

・殺人と死体遺棄

・窃盗と 盗んだクレジットカードで相手を騙して物を手に入れる(詐欺)

・兇器準備集合罪と傷害罪(兇器準備集合罪が公共的な社会生活の平穏を保護法益とするものからするとこれらの犯罪が手段と結果とは言えないとされた。)

・現住建造物等放火罪と保険金目的の詐欺

◆ハイブリッドな問題

・【頻出】みのしろ金目的拐取罪とみのしろ金要求罪は 牽連犯 ⇒だけど監禁するとそれらの罪との関係は併合罪になる。

まとめ

これ実際に結論を覚えるだけ。やろう。

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